議論:雑誌の保管について
皆さんこんにちは。伸です。
前回予告したとおり、今回は雑誌の保管方法についていろいろと考えていきたいと思います。
で、前提として、ここからの話は文芸誌の保存・保管についての話です。なので、活字をいかにして残すかという話になります。
そのあたりを分かってもらったうえで話を始めていきましょう。
なぜに雑誌の保管について考えるのか。
いろいろな方法を模索するのはともかくとして、そもそも、そんなことをしなくったって、雑誌の状態のまま持っておけばよいじゃないか。
そう思う人はいるでしょう。ということで、僕がこういう問題提起をしてみた理由を書いてみます。
僕が毎回買っている雑誌は「群像」「通訳翻訳ジャーナル」「ふらんす」「大学への数学」で、たまに「新潮」「文藝」を買っています。
で、こんなことを考えなければならなくなったのは主に「群像」のせいですね。というのも、「ふらんす」はNHKの語学テキストより薄いぐらいで、「大学への数学」は最新号(2024年3月号)から買い始めたばかりなので、この二つはあまり邪魔になってないんですよね。そして、「通訳翻訳ジャーナル」は広告とかのページを切り落としたりしてるので、まあ解決しているんですね。(正直、そこまで厚さ変わっていないような気がするんですけど、毎年の春号に関してはスクールの情報とかが結構入っているので、そこを切り落とす都合でかなり薄くなっています。あと、情報としてどこで役立つか分からないので残しています。)
そう。問題は「群像」なんですよ。群像を買っているのは文芸誌の中でも評論をしっかり読めるからなんですが、中には僕の感性と合わないものもあるわけで、優先順位的にはそういう記事から排除したいわけです。しかも、一個一個が結構長いので、削りたくなるんですよね。(著者の方々すみません。)あとは馴染めなかった小説もですね。(本当にすみません。)
なので、いるところだけを抜粋して保管したいなと思いました。
ここまでは納得していただけると思います。このほかに、個人的にもう一つ問題がありました。それは、汚したりして読めなくなったわけでもないのに、小説とかを捨てるのはどうかという問題です。
「通訳翻訳ジャーナル」の場合はスクールの情報や広告を切り落とすだけで思ったよりも薄くなりました。4冊が3冊分になったんです。この時に切り落としたのは広告であって、自分とは無関係な情報でした。だからこそ、すんなりと捨てることができました。
ところが、今回問題にしている文芸誌は自分とは無関係ではいられない情報ばかりです。
たしかに、随筆のような無関係の立場でいられる文章やそりの合わない文章もあります。その一方で、いくらそりの合わない文章であっても、それは無関係なものではなく、自分という存在を形作る一つの要素になっているはずです。たとえば、心の底から昆虫が嫌いで嫌いで仕方ないという人がいれば、それはその人を言い表す要素になっています。文章でも同じことだと思っていて、その文章のどこが気に食わなくて、だとしても、どうして筆者はそのようなことを書くのかについて考えることは自分という存在を考えるうえでもとても重要だと思うんです。
そのように考えたとき、楽に考えて文芸誌を裁断し、好きなものだけ取っておくというのはあまりにも軽率に思えました。
だから、今回の記事は「議論」と付けたんです。ただただ保管方法を書き連ねるだけならほかのだれかがたくさん書いている記事を見ればよく、また、往々にして裁断し、スキャナーで取り込むという手はずになりますから、生産性も何もなくなります。何かものを書くのであれば、そこにはその人の思想が宿ります。だから、安易に裁断してこうなりました、なんて報告の記事を書くわけもなく、こうしてまどろっこしいことをしているんですよね。
話がそれましたが、とにかく、議論と名付けたからには、ぜひみなさんの意見をお聞きしたいと思っています。コメントを送ってくださるとありがたいです。
さて、この議論については一週間で考えがまとまらなかったので、仮にいる物だけを抜き取るような場合にどうするかを考えてみたいと思います。
保存方法を挙げてみる
それでは、保存方法を挙げてみましょう。とはいえ、そんなにないので、次の二つをもとに細かく決めていこうと思います。
抜粋して穴あけパンチ
これは裁断して、いらないところを抜き取り、穴あけパンチで穴をあけてバインダーに閉じるやり方ですね。手間としては一番かからない方法ですね。
このやり方の場合は楽というメリットと、とはいえ場所をとることには変わらないし、雑誌によっては穴をあける場所がなかったり、紙が弱すぎて破れたりするというデメリットがあると思います。
問題があるとすれば、せっかく保管したくてやっているのに、バインダーで保存しているがために破れてしまうような場合ですよね。やるとしたら、覚悟を持っておくべきですかね。
抜粋して一部はスキャナー
こっちは、基本こそさっきのやり方と同じですが、短いものはスキャナーで取り込んじゃうというやり方です。
例えば、2023年7月号では、約600ページのうち、新連載のものが50ページくらい、連載中のものが半分、随筆が20ページくらい、読み切り小説が100ページくらい、読み切りの評論が100ページくらいあるんです。そのうち、考えが合わないものと、まあ残さなくてもいいかと思ってしまったものが100ページはあるんですね。(主に考えが合わないものですね。)
ということは、500ページくらいを残すことになりそうなんです。すべてスキャナーでとるのは現実的ではないけど、一部のもの、特に、絶対永久保存版だわっていうものほどスキャナーで取り込むぐらいなら、もう少し絞れて現実味があると思うんですね。で、読み切りの小説だと80ページ近くあり、さすがにそれを取り込みたくはないので、短いもの、できたら10ページぐらいまでのものを取り込もうと考えました。まあ、あくまでこの方法にする場合の話ですが。
で、結局どうするの?
ここまで引っ張っておいてなんですが、やはり答えが出ないので、もうちょっと考えたいです。そうですね。期限は一か月ぐらいにしましょうか。3月末あたりの記事で続きを書きたいと思います。
ほんとうに、全然煮え切ってないですよね。こんな僕なので、ぜひですね、コメントで考えをお聞かせいただきたいと思っています。
中途半端な感じですみません。
とりあえず、次回は2月の振り返りを行いたいと思います。よければお付き合いください。