伸の部屋

今付き合ってる友達に話す話題ではないなと思ったことを書いていきます。主に映画と本だと思われる。
あと、目標に向けて頑張っている大学生がどんな感じで勉強しているかを温かい批判的なまなざしで見ていただけると来年はもっとすごくなります。
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2月の振り返り【毎月書く記事の中で一番暗い記事な件について。】

 よーっす、よーっす。固定のあいさつが決まらなくて血迷っている伸で~す。


 ほんと、どんなあいさつにすれば良いんですかね。


 さて、今回は2月を振り返ろうの記事ですね。今月もやりますとも。そして、毎月書いている記事の中で一番暗い記事でもあります。だって、これ、自分がどれだけできたか、どれだけできていないかを赤裸々に開示していくわけですよね。そりゃ暗くなりますよ。


 ということで、今回はパリピなテンションで少しでも明るくやっていこうと思うぜ! オネシャッス。



今年の抱負の再掲

 まあまずは、今年の抱負を振り返っていきまっしょう。そのうえで、2月に達成しているべきものを書いていこうと思うぜ!
 ただし、1月と同様、「無機化学 その現代的アプローチ」はカウントしないぜ。

  1. 英検準一級合格
  2. 教採一次試験合格
  3. 活動の本格化
  4. iPad Airの最新モデルを買う。
  5. 講師をしている塾で高3英語・古文・中学理科を教えられるようになる。(そのための試験合格とそれにかかる勉強も含める)
  6. 高校生物の動画を作る。
  7. 大学での基礎的な物理をまんべんなく知っている状態にする
  8. 毎日3問チャート数学の問題を解く

 この目標をもとに2月までに終わっているべきは、

  • 英検準一級に合格するための勉強
  • 教職教養の内容理解
  • 活動する
  • お金を貯める or 買う算段を付ける
  • 科目試験用の勉強をする。
  • 高校生物について動画を作る準備ができている
  • 力学と電磁気学について講義ノートを作れている
  • チャートの3章まで終わっている

 こんな感じかな! まあ。見ていこうと思うぜ。


進捗と改善

 とりあえず、それぞれどこまで進んだか書いていくぜ。


  • 問題集は一周した。
  • 進捗ゼロ
  • ブログ以外ゼロ
  • 4月に買う予定。
  • 英語は弱点の単語帳を一周した。
  • ゼロ
  • 力学は内容理解が終わっている。ノートは7割。電磁気学は内容理解のみ。ただし、しっかり理解できていないように思う。
  • 1章までしか終わっていない。
 こ、こんな感じだぜ。

 えっと、ここからはまじめに書きますが。1月にやれなかった分を足しているのもあって、また、試験勉強と重なって、あまり進んでいませんね。

 さて、前回の反省ですが、次月の計画予定を示していなかったのでスモールステップが踏めなかったように思いまし。今回は3月にどこまで進むのかについて書いていこうと思います。

  • ライティングとスピーキング対策として英作文や面接対策の問題集を解きまくる。あと、単語帳を週に2周する。
  • 専門教科(中高の理科)については一通り解き終わっている。
  • ブログを継続する。4本必ず書く。(この記事は2月分の計上)
  • 315と4500を1日1周する。長文問題集一冊と古文問題集1冊を一周する。4月頭に試験を受ける。
  • 教員採用試験の問題をもとに、復習しておく。
  • 力学と電磁気学のノートを作る。
 チャートについては詰め込みすぎなので4月以降にします。



 具体的な改善点についても書いておこうと思います。
 
 まず、18時までは食事中以外スマホを使わないことですね。そのうえで、18時以降は勉強しないことにします。
 次に、週末にやることを決めたうえで、当日朝に物を出してきて、机の横に積んでおく。その代わり、終わったらどんどん片付けていく。

 もう、ね。メリハリをつけます。そうしたら少しはやれるんじゃないかなって思っています。

終わりに

 実は今月、ちょっとした手術と旅行(半年前から決定していた)で2週間ほぼ何もできない感じなので、とにかく頑張ろうと思います。

 次回はパスタと映画について書いていこうと思います。よかったら見てください。

議論:雑誌の保管について

 皆さんこんにちは。伸です。


 前回予告したとおり、今回は雑誌の保管方法についていろいろと考えていきたいと思います。


 で、前提として、ここからの話は文芸誌の保存・保管についての話です。なので、活字をいかにして残すかという話になります。


 そのあたりを分かってもらったうえで話を始めていきましょう。


なぜに雑誌の保管について考えるのか。

 いろいろな方法を模索するのはともかくとして、そもそも、そんなことをしなくったって、雑誌の状態のまま持っておけばよいじゃないか。


 そう思う人はいるでしょう。ということで、僕がこういう問題提起をしてみた理由を書いてみます。


 僕が毎回買っている雑誌は「群像」「通訳翻訳ジャーナル」「ふらんす」「大学への数学」で、たまに「新潮」「文藝」を買っています。


 で、こんなことを考えなければならなくなったのは主に「群像」のせいですね。というのも、「ふらんす」はNHKの語学テキストより薄いぐらいで、「大学への数学」は最新号(2024年3月号)から買い始めたばかりなので、この二つはあまり邪魔になってないんですよね。そして、「通訳翻訳ジャーナル」は広告とかのページを切り落としたりしてるので、まあ解決しているんですね。(正直、そこまで厚さ変わっていないような気がするんですけど、毎年の春号に関してはスクールの情報とかが結構入っているので、そこを切り落とす都合でかなり薄くなっています。あと、情報としてどこで役立つか分からないので残しています。)


 そう。問題は「群像」なんですよ。群像を買っているのは文芸誌の中でも評論をしっかり読めるからなんですが、中には僕の感性と合わないものもあるわけで、優先順位的にはそういう記事から排除したいわけです。しかも、一個一個が結構長いので、削りたくなるんですよね。(著者の方々すみません。)あとは馴染めなかった小説もですね。(本当にすみません。)
 なので、いるところだけを抜粋して保管したいなと思いました。


 ここまでは納得していただけると思います。このほかに、個人的にもう一つ問題がありました。それは、汚したりして読めなくなったわけでもないのに、小説とかを捨てるのはどうかという問題です。
 「通訳翻訳ジャーナル」の場合はスクールの情報や広告を切り落とすだけで思ったよりも薄くなりました。4冊が3冊分になったんです。この時に切り落としたのは広告であって、自分とは無関係な情報でした。だからこそ、すんなりと捨てることができました。
 ところが、今回問題にしている文芸誌は自分とは無関係ではいられない情報ばかりです。


 たしかに、随筆のような無関係の立場でいられる文章やそりの合わない文章もあります。その一方で、いくらそりの合わない文章であっても、それは無関係なものではなく、自分という存在を形作る一つの要素になっているはずです。たとえば、心の底から昆虫が嫌いで嫌いで仕方ないという人がいれば、それはその人を言い表す要素になっています。文章でも同じことだと思っていて、その文章のどこが気に食わなくて、だとしても、どうして筆者はそのようなことを書くのかについて考えることは自分という存在を考えるうえでもとても重要だと思うんです。


 そのように考えたとき、楽に考えて文芸誌を裁断し、好きなものだけ取っておくというのはあまりにも軽率に思えました。


 だから、今回の記事は「議論」と付けたんです。ただただ保管方法を書き連ねるだけならほかのだれかがたくさん書いている記事を見ればよく、また、往々にして裁断し、スキャナーで取り込むという手はずになりますから、生産性も何もなくなります。何かものを書くのであれば、そこにはその人の思想が宿ります。だから、安易に裁断してこうなりました、なんて報告の記事を書くわけもなく、こうしてまどろっこしいことをしているんですよね。
話がそれましたが、とにかく、議論と名付けたからには、ぜひみなさんの意見をお聞きしたいと思っています。コメントを送ってくださるとありがたいです。


 さて、この議論については一週間で考えがまとまらなかったので、仮にいる物だけを抜き取るような場合にどうするかを考えてみたいと思います。



保存方法を挙げてみる

 それでは、保存方法を挙げてみましょう。とはいえ、そんなにないので、次の二つをもとに細かく決めていこうと思います。


抜粋して穴あけパンチ

 これは裁断して、いらないところを抜き取り、穴あけパンチで穴をあけてバインダーに閉じるやり方ですね。手間としては一番かからない方法ですね。


 このやり方の場合は楽というメリットと、とはいえ場所をとることには変わらないし、雑誌によっては穴をあける場所がなかったり、紙が弱すぎて破れたりするというデメリットがあると思います。


 問題があるとすれば、せっかく保管したくてやっているのに、バインダーで保存しているがために破れてしまうような場合ですよね。やるとしたら、覚悟を持っておくべきですかね。



抜粋して一部はスキャナー

 こっちは、基本こそさっきのやり方と同じですが、短いものはスキャナーで取り込んじゃうというやり方です。


 例えば、2023年7月号では、約600ページのうち、新連載のものが50ページくらい、連載中のものが半分、随筆が20ページくらい、読み切り小説が100ページくらい、読み切りの評論が100ページくらいあるんです。そのうち、考えが合わないものと、まあ残さなくてもいいかと思ってしまったものが100ページはあるんですね。(主に考えが合わないものですね。)
 ということは、500ページくらいを残すことになりそうなんです。すべてスキャナーでとるのは現実的ではないけど、一部のもの、特に、絶対永久保存版だわっていうものほどスキャナーで取り込むぐらいなら、もう少し絞れて現実味があると思うんですね。で、読み切りの小説だと80ページ近くあり、さすがにそれを取り込みたくはないので、短いもの、できたら10ページぐらいまでのものを取り込もうと考えました。まあ、あくまでこの方法にする場合の話ですが。


で、結局どうするの?

 ここまで引っ張っておいてなんですが、やはり答えが出ないので、もうちょっと考えたいです。そうですね。期限は一か月ぐらいにしましょうか。3月末あたりの記事で続きを書きたいと思います。


 ほんとうに、全然煮え切ってないですよね。こんな僕なので、ぜひですね、コメントで考えをお聞かせいただきたいと思っています。


 中途半端な感じですみません。


 とりあえず、次回は2月の振り返りを行いたいと思います。よければお付き合いください。

最近見た映画(1/1~2/18)

 こんにちは。伸です。


 前回の最後で予告したとおり、今回は最近見た映画について書いていこうと思います。
 ネタバレ・あらすじは基本書かないので、気になった方はググってください。


見た映画のリスト

 
 まあまずは見た映画のリストを作りましょうかね。スマホにメモってあるものを書き出してみるとこんな感じになりました。


  1. ナポレオン
  2. ポトフ
  3. ショコラ
  4. 太陽を盗んだ男  (レンタル)  
  5. 傷物語 こよみヴァンプ
  6. 葬送のカーネーション
  7. サン・セバスチャンへようこそ
  8. 枯れ葉
  9. ネバーエンディングストーリー  (レンタル)
  10. レジェンドオブシルバー  (レンタル)
  11. 映画 ギヴン -柊mix-
  12. ノスタルジア 4Kリマスタ版
  13. 千年女優
  14. バベットの晩餐会
  15. METライブビューイング <アマゾンのフロレンシア>
  16. アンヌ  (レンタル)
  17. JUNK HEAD   (Prime Video)

 14と15は2月3日に見たものですが、ひと月に13本見たのは初めてですね。まあ、Twitter(新:X)もご覧の方はお判りでしょうが、1月1日から見始め、5~8は一日で見たので、こうなるのも頷けますよね!


 個人的にはどれもこれもおすすめですが、どれ見たらいいか分からないという人には「ショコラ」「サン・セバスチャンへようこそ」をお勧めします。そして、カップルで見る映画を決めかねている人は「ポトフ」「ショコラ」「枯れ葉」あたりがお勧めです。


 さ、ということで、ここからは一つ一つの作品について思いのたけをつづりたいと思います。とはいえ、「ナポレオン」はもう記事を書いているので(映画レビュー 「ナポレオン」(監督:リドリー・スコット、主演:ホアキン・フェニックス) - 伸の部屋)、この作品だけは省略します。


各作品について

ポトフ

 この作品はとにかく映像がきれいですね。そして、映画開始後すぐのあたりで厨房での料理シーンが出てきますが、この場面の調理音が心地いい。物語以外だと、この2点を強く推したい作品でした。


 物語としては、主人公の美食家の「人生の区切り」を描いています。ここで強調したいのは、美食家とそのお抱え料理人との恋愛についてです。あの印象的なラストにおいて、美食家は料理人への「彼女じゃなきゃダメなんだ」感に区切りをつけ、きちんと別れます。悲しさがないとは言いませんが、その別れはとてもすがすがしく見えました。この区切り方はとても美しいなと思いました。


ショコラ

 この作品は物語にとにかく引き込まれました。主人公のショコラティエがある閉鎖的な田舎の町にやってきてチョコレート店を開店する。閉鎖的な、しかも田舎の町ならではの束縛感を開いていく(open)という流れ。その中のエッセンスとして、流浪の民が出てきたり、どこか宗教めいたものがちらつきますが、意味のある登場の仕方をしていてとても良いと思いました。


 あとですね、前情報としてCMでジョニー・デップが出てくると聞いていたので開始すぐから期待していましたが、待てども待てども出てこない。「あれ~? もしかして、もう出てきてる? まさかこの、太った町長?」と思い始めた中盤! ようやく出てきましたね。あれこそ広告詐欺ですよ。物語の重要な役目を担いますが、出番自体は短めでした。「若かりし日のジョニー・デップが見られる」ぐらいにとどめておきましょ、と提案してみる。


太陽を盗んだ男

 これまたすさまじい作品に出会ったなと思いました。母親の沢田研二熱が再起してきて見た映画ですが、その当時の焦り感や何かをなさねば感が伝わってきました。まあ、アパートの一室でプルトニウムをいじったり、オーブンの横で肌を露出させてビール飲んだり、実験物を触った手袋でビールを飲んだりしているあたり、本当に化学の勉強をしたのかと疑いたくなりますが、いいんです。専門分野を少しでもかじったことのある人が見て違和感があるからと言って、映画がお粗末だということにはなりません。たとえ、中学校の理科教諭という立場でありながら、どのように核爆弾を作るのかを授業で教えているというのは問題があるだろとか、そのあたりはもう突っ込みません。次に何が起こるのか、この展開を切り抜けられるのかとハラハラドキドキさせられました。


 まあ、いろいろな描写がその当時の時代背景的にはありえたかもしれないものだと思ってみてみると良いと思います。特に僕と同じく当時を生きてこなかった人たちはそう思ってみないといけない。創造物は何かの文脈の中で成立したものなのだから、その文脈の中に当てはめてみなければ違和感の塊でしかないと思います。(と、偉そうなことを言ってますが、かくいう僕も「ディガ・ディガ・ドゥ」とか日本におけるシャンソンの受容がどういうものなのかよく分からないでいます。)


傷物語 こよみヴァンプ

 この一言に尽きます。神谷さんと坂本さんの演技ヤバ!


 まあ見てください。ついでに、Prime Videoで地上波放送のアニメシリーズが配信中なので会員の方は見てみてください。癖はありますが、面白いと思います。また、西尾維新さんの原作小説も面白いと思います。やはり、こちらも癖がありますが、興味深いです。


 さて、この作品については劇場で、あの迫力で、大スクリーンで見てこそ際立つ凄みがあります。特に冒頭のあの地下鉄のシーンはすごかったと思います。坂本真綾さんがすごい。ほんとにそこに突きますね。そのうえであの阿良々木暦を演じた神谷浩史さんもヤバかったです。ほんとにすごかった。


葬送のカーネーション

 この作品はタイトルとか宣伝の仕方に問題があるのかなと思いました。個人的には原題の訳出である「クローブをひとつまみ」の方がよかったと思います。そして、かっこつけたような難しい言葉のオンパレードとなっている宣伝文句「圧倒的な映像が静かに問いかける、現代トルコ映画の到達点 リアリズムと虚構(ファンタジー)が交差する、現在社会の新しい寓話」(公式サイトから引用)これがなければもっと広く認知された映画だったように思いました。
 タイトルについてはこちらのnote「映画『葬送のカーネーション』ー原題「Bir Tutam Karanfil」と海外タイトル「Cloves & Carnations」について|映画配給会社 ラビットハウス🐰 公式」を参考にしてください。


 いろいろと調べたり考えたりして分かったことも多いですし、あとから読み返せば頷けますが、この文句だと固すぎる。もっとわかりやすく「妻を送り届ける旅の中で、彼らは何を思ったのか。」とかで良いと思うんですけど、どうですか? ラビットハウスさん!


 まあ、文句はここまでにして、事前にいろいろと分かったうえで見たり、その後何度も見返してじっくりと味わうことで感じ取れるものの多い映画になると思いました。何を彼らは思ったのかという視点で考えながら見ていくと味わいが変わると思います。お勧めです。


サン・セバスチャンへようこそ

 突っ込みどころが満載の映画でした。それは主人公の行動についてです。彼という人を考えれば全く違和感はありませんが、そんなこtするのかい!、と、突っ込みを入れたくなりました。


 内容はとても良いと思いますが、喜劇の側面よりも映像の美しさを言いたいと思います。カットもそうですし、撮影していた街の風景がとても良いと思いました。映像から綺麗な様子が鮮やかに映りこんできます。必見ですね。


 また、この映画には昔の映画のオマージュシーンが割と出てきます。その映画を追うのも一興かなと思いました。ちなみに、パンフレットにすべて掲載されていたので、面白も兼ねて購入しました。ちょっとずつ見ていこうと思います。


枯れ葉

 大きな事件が起こるわけでもなく、ずっと静かに紡がれる物語が心地よいなと思いました。二人の人間の交わりについての物語で、内容はとてもシンプルです。難しい考察も、画面いっぱいに散らばる美しい風景を堪能することも必要ありません。ああ、こういう恋愛が普通じゃない?という感覚があればいいんだと思います。劇的な恋から離れて、こういう作品もありだなと思いました。


 そのうえで、この映画は時事的なものが刻々と流れています。映画史や世界史の中で重要な位置づけになるのではないかと思います。公式サイト「映画『枯れ葉』公式サイト」に掲載の監督からのコメントを一読してみてください。この映画が作られた文脈が感じられると思います。


ネバーエンディングストーリー

 ビッグタイトルのこの映画ですが、原作ファン的にはちょっと違うなと思いました。もちろん改変があるのは仕方ありません。長さこそ違いますが、「風と共に去りぬ」は映画版でかなり削られていますし、宝塚版はもっと削られていますね。改変は仕方ないですが、最後のあのシーンはいただけない。絶対違うと思いました。しかし、特に前半部分は素晴らしいので、見てみるのもよいかなと思いました。


 ちなみに、原作では主人公は太っちょでした。そういうところも考慮してキャスティングしたほうがよかったなと思いました。(キャスティングにこだわったものとしてはハリーポッターが有名ですね。人種の指定、目の色など、妥協している部分もありますが、かなりこだわっていると思います。)


レジェンドオブシルバー

 つまらん! と言いたいところですが、突っ込みながら見る映画として最高で、閉塞感のある集団のなかだからこそ成立するお話だなと思いました。面白で見てみてください。友達と盛り上がりながら見るのにはもってこいですね。


映画 ギヴン -柊mix-

 すばらしい。原作、アニメと追ってきた身としては文句なしの出来ですね。キヅナツキさんのお話が素晴らしいのは言うまでもなく、笑いあり、涙あり、胸温まる映画ですね。あと、センチミリメンタルさんの曲が良すぎる。皆さん今すぐCD買うかYouTubeで聴きましょ。本当に素晴らしいですね。しかも、映画最初からキュンキュンで、曲とかも相まってボルテージ上がりまくり。本当にいい映画だなと思いました。また、この映画を見て、やっぱり映画は映画館で見たほうが良いとも思いました。まだ上演していましたら、ぜひ見てください。必見です。


 一気に書きましたが、本当にいい映画だと思うので、見てみてください。とりま、曲のリンク張っておきますね。映画の中で出てくるバンドsyhが歌う「ストレイト」と「パレイド」もセンチミリメンタルの温詞さんが手掛けているので、聞いてみてください。
センチミリメンタル 『スーパーウルトラ I LOVE YOU』 Music Video - YouTube
ストレイト - YouTube
パレイド - YouTube


ノスタルジア

 これは本当にすごかった。まず、大前提として、この映画はソ連に帰りたいという思いから発生した感情や考えが根底にあることを念頭に置いて見てください。そうでなければ、よく分からない、見方によっては変なオカルトチックなものに、あるいは、ただただ眠い映画になると思います。


 そのうえで、あの美しい映像と物語を楽しんでください。いろいろなブログを見て、眠いだの書かれていましたが、視点がしっかりしていればかなり面白い映画だと思います。映画館で見るべき一本ですね。


千年女優

 もともと見る予定ではありませんでしたが、なんとなくみたいなと思えてきてみました。構成がかなり特殊なので、物語についていくためにも構成というかどういう体で進んでいくのかについて書いておこうと思います。


 この映画自体、ある女優の女優人生を振り返るインタビュー現場で話が展開されていきます。そして、まさにそのインタビューが劇的なんです。すさまじいという意味ではなく、「劇のような」の意味です。だから、インタビュアーが回想の中で役者の一人として登場しますし、二つも三つも映画がつながって話が進んでいきます。この構成が分かりにくいですが、女優の姿が若かったら回想シーンだと思ってください。


 そして、この構造が、この女優が演じているときと、素の自分でいるときを重ねて描き出してくれます。現実と映画の物語が入り混じる展開になっていますが、かなり面白いです。声優も豪華なのでぜひ見てください。


バベットの晩餐会

 はい。来ましたね。先ほどは書き忘れている気がしますが、「ショコラ」と同様、午前十時の映画祭です。じつは初参戦で、紆余曲折あってこの2本を見ることになりました。


 まず、物語を始める前に前提情報や設定を語り、その後本編がスタートします。このことを知らずに見ると、「いつ晩餐会するの~」と、足をプラプラさせる羽目になります。まあ、僕の場合は膝の折れ曲がり方が90度未満なので、プラプラするためには床をちょ~っと削らないといけないんですけどね。


 で、この映画の面白みは異文化のもので未知の料理を前にして人々がどう思うのか、というところと、3人の女性の関係性の変化です。フランス料理を食べたことのない人々(デンマークだった気がする。)が未知の料理フランス料理に対して、食べる前に思い描く像は悪魔的なものでした。まあ、なにせ、ウミガメが生きたまま出てきますからね。そして、観客は主人公たるバベットを二人の姉妹の立場から見ることになりますが、この二者間の関係性というか、お互いをどう思っているのかに着目するとこの映画がより魅力的に映ります。


 もちろん、料理も素晴らしいと思いますが、映像の都合上、よりおいしく見えるのはポトフで出てくる料理ですね。とてもおすすめです。


METライブビューイング <アマゾンのフロレンシア>

 実は僕、METライブビューイングが結構好きなんです。高いし、長いし、オペラは見所が分かりにくいと思われているでしょう。高いと長いについては異論ありません。しかし、オペラは総合芸術ですから、物語だけでなく、音楽、舞台美術、踊りまで楽しんでこそだと思います。ちなみに、オペラは一曲が長かったりする都合上、原作ありきの作品はストーリーが削られていますね。
 物語を楽しむのはもちろんですが、オペラではよく、もともとの作品から時や場所を変えて行われます。初演と同じように行われたものとできるだけ同じものを見るべきかもしれませんが、そのあたりは演出家の腕の見せ所です。METは世界最高峰のオペラを見せてくれるので、そのあたりに問題はないと思います。


 さて、アマゾンのフロレンシアは今シーズンの一番の期待策でした。Twitter(新名称:X)をご覧の方はご存じかもしれませんが、スペイン語やフランス語に興味があるので、スペイン語のオペラは見なければならないと思ってみました。ストーリーも素晴らしいと思いますし、舞台美術が特に良い。なぜ円盤化されないのかと嘆きたくなるぐらいには、出来が良かったです。機会がありましたら、ほかの一座の講演でもいいと思うので、一度見てみてください。


アンヌ

 スパイ映画ですが、激しいドンパチがあるわけではなく、スパイから足を完全に洗いたい主人公と恋人の関係を描いた物語です。


 1月はかなり映画を見ましたが、かなり上位に食い込む作品ですね。どれもいいんですけど、この映画はとにかく静かで、物語があって、見てほしいなと思いました。これこそ、恋人とみてもいい映画かもしれません。


JUNK HEAD

 Prime Videoで無料公開期間が終わるということだったので、見ました。


 もともとストップモーション映画は「ギレルモ・デルトロのピノッキオ」を見た後から気になってちょこちょこ見ていました。今作は結構グロめですね。「MAD GOD」と同じ感じでストップモーションで映画を撮るというのも「これでもか!」と見せつけてくれる系の映画でした。
 音はあまり聞こえなくても問題ないです。
 あと、ストーリーも消化不良で終わっていましたね。


 しかし、この映画はそこで評価されているんじゃないんです。ほとんど監督が一人でやっている映画というところですね。エンドロールでずらっと監督の名前が出てきますし、どうやってセットを作ったのかとか映像が流れるので、見ものです。


 日本製のストップモーション映画を見たいのであればお勧めです。



おわりに

 今回は1月に見た映画についてまとめてみました。まあ、最後のほう3作は2月に見たんですけどね。


 さて、最後に特におすすめの映画でも並べて、記事の公開が遅れたもろもろの経緯を書いて終わろうと思います。


 今回見た中では「ショコラ」「アンヌ」ですかね。いや、まあ、どれもおすすめなんですけど、この二つは衝撃がすごかったという意味で特におすすめです。


 で、記事の投稿が遅れた理由ですが、一つは不注意で、もう一つは大学のテストですね。もう、何が楽しくてよくわからん微積分をしなきゃいけないのか、何が楽しくて解答のない問題を解いて友達と奮闘しなければならないのか。ほんのちょっと一瞬だけ、文型の道に進めばよかったって後悔しました。(しょっちゅうしてますが。)そのようなことをここ一週間やっていたので遅れました。
 不注意の方は投稿予約ができてなかったからですね。こっちは本当にすみません。


 ということで、次回は「議論:文芸誌の保存について」で書いていこうと思います。


 それではまた日曜日に。