映画レビュー 「ナポレオン」(監督:リドリー・スコット、主演:ホアキン・フェニックス)
挨拶
皆さんこんにちは。伸です。
今回はネタバレなしで映画レビューをやってみたいと思います。レビューするのはリドリー・スコット監督の「ナポレオン」です。もう多くの映画館では上演が終了しているでしょう。なので、完全なる自己満です。(まあ、活動なんて大体自己満でですよね。)
ということで、三が日最終日のしかも夜のこの時間、少しだけ僕にお時間ください。
映画の感想
まず言えることは、「とにかくずっと戦争してるなー」という感想を持ってしまうことです。もうね。ずっとドンパチしてるんです。
そもそも、この映画はナポレオン・ボナパルトの半生を描いた、いわば伝記映画のようなものです。ナポレオンといえばワーテルローの戦いやフランス革命後のフランスにおいて皇帝に即位した男として有名だと思います。手持ちの世界史の資料集を見ると1795年から1815年までの間かなりの頻度で戦いをしているようです。映画の最後にそのことに言及するテロップが出ていました。なので、彼の半生を描くのなら彼が率いた戦いについて触れないわけにはいかないのでしょう。
しかし、それだけではありません。やはり彼も一人の人間だったのでしょう。彼の恋についても描かれます。そして、隠れているとはいえ、ダイレクトに映像に性交渉中のシーンが映ります。これについては「痛そう……」と思いながら見ていました。
さて、彼の恋は一人目の妻ジョゼフィーヌとの物だけを指すと考えてもよいでしょう。まあいろいろありますが、妻との間に子どもが生まれないことを残念に思い、結局離婚します。このシーンはナポレオンという人物をビシッと言い表している名シーンなので必見ポイントの一つです。
このこととともに、ジョゼフィーヌの取り上げられ方と、二人目の妻マリ・ルイーズの取り上げられ方についても触れておきましょう。離婚シーンが全体のどのあたりで出てきたか分からないので、もしかしたら尺の都合かもしれませんが、ルイーズはほとんど取り上げられず、一方で離婚して以降もジョゼフィーヌとナポレオンとの関りは描かれます。このことから、監督は、ナポレオンの半生は戦争とジョゼフィーヌとのかかわりの二つのテーマで物語ることができると考えたといえそうです。二人の女性の描かれ方の違いも、この映画の大きなポイントになっていると思います。
さて、そのほかに戦いの最中の臨場感について語らないわけにはいかないでしょう。戦いの最中の大砲による爆撃の音はもちろん、人がバッタバッタと倒れても止まらずに進む兵の行進、騎馬隊による突撃など。戦闘中はずっと動きがあって目が離せませんでした。
お勧めしたいか
ここまで魅力をお伝えしてきたうえで、お勧めしたいかについて話していきたいと思います。
先ほどまで紹介した魅力の部分、そこを見てみたいのなら見てください。
主演のホアキン・フェニックスのファンは推し活しましょう。
上記以外の人でデートで映画を見に行こうと思っている方はやめましょう。露骨な性行為のシーンが流れます。しかも、あくまで一個人の感想ですが官能的な訳ではなく痛い系のやつです。ムード最悪になるので絶対にやめた方がいいです。
上記以外の一般ピーポーは中だるみするのであまりお勧めしません。
ええ。このブログ、どこからもお金もらっていませんし、僕自身途中つまらないと感じたので、その感覚に背いてまでお勧めする精神は持ち合わせていません。潜在的な商法(ステルスマーケティング)なんかじゃありません。いや、まあ、映画好きが見た感想を垂れ流しているという意味では宣伝になっているんでしょうけど、お勧めしないと言っている広告とかあんまりないですよね。
潜在的商法の話はともかくとして、まあ、基本はお勧めしません。もちろん、キャストや監督のファンは是非推し活してほしいですが、そうでないならわざわざ見る必要はないと思います。そのお金を別の映画に回してください。
そうですよ。実力もないのに居座っているヒ(攻撃的で個人の意見が強いため、以下略)
最後に
今回はホアキン・フェニックス主演の「ナポレオン」を紹介しました。
お勧めしないと言っておいてアレですが、戦闘シーンの迫力はすごいです。この一点についてはかなりお勧めできると思います。また、エンドロールの直前のあれは良いと思います。でも、やっぱり、全体としては面白くないんですよね(個人の見解です)。
あとですね。もし、このブログを見ている方の中でいたら自身の行動を見直してほしいんですけど、映画の上演中ぐらいスマホの電源切ってください。切り方分からないのなら、せめて画面が明るくなって周囲の人の鑑賞を妨げないようにバックの中に入れてください。人間性が疑われます。映画館のルールなんて6個ぐらいしかないんだから守れよと思うわけです。そのあたり本当にお願いします。
はい、ということで、ちょっと暗くさせちゃったかもしれないですが、この辺りで今回の記事は終わろうと思います。
この先は本の紹介二回と映画の紹介一回が決まっていて、あとはちょっとわかんないですが、頑張ってやっていこうと思います。ぜひ、次回の記事も見てください。